パウダーコートとは
人と地球にやさしい塗装。
有機溶剤を使用せず、今環境に最も優しい塗料として色々な分野から付加価値を高める為、需要を頂いております。特別な設備はいるものの、塗装技術・時間を短縮出来る為かなりのコストパフォーマンスが期待できます。
塗膜が強靭で機械や照明機器はもちろん、バイクや車のアルミホイールまで幅広く塗装しています。
1フック300~500㎏まで回転塗装なので製品に傷がつきません。
【パウダーコートとは】
ホームセンターなどで販売されている一般的な塗料は溶剤に顔料が溶け込んでおり、塗装後溶剤が揮発して塗膜が形成されます。これに対して顔料を直接金属に吹き付けるのが粉体塗装です。「パウダーコーティング」とも呼ばれるように、塗るというより細かい粒子で金属をコートするといったイメージです。
粉がどうして金属にくっつくのか?それは静電気の力です。被塗物(金属)はアースされプラスの電気を帯びています。そこにマイナスの電気を与えられた粉体の塗料がくっつくのです。その後オーブンで加熱(焼き付け)されて均一な塗膜が形成されます。粉体塗装はガードレールやスチール家具、自動車部品、エクステリア用品など、過酷な使用状況の塗装に多く利用されています。強くてしなやかな塗膜に加えて有機溶剤を使用していないことから人体にも環境にもやさしい塗装といえます。
◎パウダーコートがバイクに適している理由は③つ
・強い塗膜:粉体塗装の場合1回の塗装で50~80ミクロンの塗膜をつくることができます。これは溶剤塗装のおよそ2〜3倍の厚みです。それに加えて塗膜自体の強度もあるので、傷に対しては非常に強い塗装といえます。
・柔軟性のある塗膜:粉体塗装はキズに強い一方で、塗膜自体が柔軟であるという特徴も備えています。溶剤塗装の場合、屋外など温度差の激しい場所に長時間放置すると金属の伸縮に塗膜が対応できずにひび割れなどを起こしてしまいます。粉体塗装の場合は柔軟に伸縮するので、結果としてひび割れなどが起きにくく、塗装の寿命が長いのが特徴です。
・防錆能力:溶剤塗装に比べ塗膜が厚く、さらにピンホールなども少ないので、粉体塗装された金属は空気に触れにくい、つまり錆びにくいという特徴があります。
工場概要
1F
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- サンディングブース
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- 塗装ブース
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- 箱型循環式バッチ炉
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- 搬送装置
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- 二次集塵機
2F
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- 塗装ブース
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- 箱型循環式バッチ炉(小)
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- 電気炉
設備紹介
- 5m箱型熱風循環式乾燥炉大 1機
- 3m箱型熱風循環式乾燥炉中 1機
- 4mノーポン式水洗ブース 2機
- 2mノーポン式水洗ブース 1機
- パーカーエンジニアリング社 電機釜 2機
- 1.5m箱型熱風循環式乾燥炉小 1機
- 2次集塵装置 2機
- 搬送装置 60m
- ポイント切替 4ヶ所